３月８日でちょうど１年。

また気持ちを新たに２年目の始まりです。

いつもとなんら変わらない１日の始まりです。

でも、それは日々の積み重ねがあるから。

なんら変わらない１日が始められる。

LOCALERS(ロカレール)が多くの方々に支えられている証拠です。

ありがとうございます。

そんなタイミングで最高の靴がイギリスより届きました。

１周年の為に特別に用意したわけではなかったのですが、

あまりにも良いタイミングで届いたので１周年記念モデルにします。

取って付けたような感じですが、ご了承ください。

【LOCALERS×Tricker’s】

別注と呼ぶのはトリッカーズに恐れ多くて私は呼べないので、

LOCALERSのカスタムオーダーと呼ばせていただきます。

今回初めて製作したトリッカーズは私が今まで影響を受けてきたファッションの

国の特徴や要素を私自身の解釈で集約した１足に仕上げました。

ベースには【アメリカ】【イギリス】【フランス】があります。

そして、ここ数年、自分の中にエッセンスとして加えている【北欧】です。

それは店にも反映されています。

例えば、STUTTERHEIMやThe White Briefsが持つ

ミニマム・洗練さ・ギミック感などでしょうか。

まずは【アメリカ】の要素として、イギリス靴に英国式のフルブローグではなく、

あえて米国式のアメリカンブローグを指定しました。

フルブローグに比べてスッキリとした印象になり、

足の甲の部分からかかとにかけて伸びるラインが特徴的でアメリカらしい表情になります。

オールデンなどでも、このブローグはよく見かけると思います。

【イギリス】の要素には最も重要なベースとなるトリッカーズを。

アメリカとイギリスは近い感覚があり、クラシック、トラディショナル、

武骨、質実剛健というキーワードがふさわしいです。

このボディはタフで北東北のような過酷な環境下でも耐えられる１足。

何足かトリッカーズを所有していますが、トリッカーズとオールデンはどの革靴よりも丈夫です。

３つ目の要素としての【フランス】

レザーの色をネイビー、インソールに赤を。

フランス国旗であるトリコロールをネイビーと赤で表現しました。

フランスの特に革製品に関しては質実剛健な要素を持ち合わせながら、

しなやかさ、上品さ、色気という要素が多くあると思います。

エルメスをはじめ、カミーユフォルネ、ペギーウィンキンなど、

どれをとってもイタリアのような軽さではなく、アメリカ、イギリスのような

武骨、質実剛健でもなく、どちらの要素も兼ね備えているのがフランスです。

それはフランス人の美意識に関係するのでしょうか。

そして、履いた時に少しだけ赤いライニングが履き口から見えるのが好きなんです。

ちょっとした遊び心と品、色気が出ます。

脱いだ時に見える真っ赤なライニングと、そこに金色で押されたロゴも好きなんです。

最後に【北欧】 のエッセンス。

北欧から受ける影響は序盤にも書きましたが、ミニマム・洗練さ・ギミック感です。

無駄のないデザイン性、機能美に加え、シンプルながらどこか洗練されている。

そして、遊び心を忘れない。

まずは、ハトメにシルバーを採用しました。

ハトメをシルバーにすることによって、素材とのメリハリと奥行きを与え、

重い印象のトリッカーズを少し軽くみせてくれます。

もう一つはコバの張り出しです。

通常のトリッカーズであれば、もっとコバが張り出し、武骨な印象になります。

それをコバを出来るだけ削ぎ落とす事によってトリッカーズの武骨さを残しながら、

シャープな印象、洗練された印象になります。

仕上げにソールは北国でも長く履けるようにコマンドソール。

これで雪が降っても大丈夫です。

いかがでしたでしょうか？

こんな感じに、ほぼ自己満足の塊のようなトリッカーズに仕上がりましたが、

今までの私の歩みを集約してみました。

是非、直接ご覧いただきたいです。

ご来店お待ちしております。

 

【LOCALERS×Tricker’s】

COL:NAVY

SIZE: 6,5   7   7,5   8   8,5

PRICE:￥76,000+TAX

 

 

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