前職で働いている時の先輩が教えてくれました。
イギリス人がなぜ、トリッカーズの黒と茶を履きわけるのか。
バブアーのオイルドコートの黒とオリーブをどのように着わけるのかを。
それはこういうことであると言っていた。
風景の中に自分がいる、その風景を1つのフレームにおさめたとする。
その風景に馴染むように着る色、纏う色、履く色を決めると言う。
街中のアスファルトが多いところでは黒のトリッカーズに黒のバブアーを。
山や森、田園風景が広がる草木が多いところでは茶のトリッカーズに
オリーブ又は茶系のバブアーを。
この話を聞いた時、当時の私はスッと懐におち、納得したのを覚えています。
2015S/Sより本格展開をすることになりました【COMOLI】。
その【COMOLI】のデザイナーである小森氏も、
とある雑誌のインタビューで同じようなことを語っています。
取材当日に履いていた黒のパラブーツは日本のアスファルトに合うように
作ったと聞いて納得し購入したそうです。
そして小森氏が作る服もまた『街に溶け込むような服』というのが根底にある。
そんな何かと共通点がある【COMOLI】の洋服たちがLOCALERSに届きました。
まず1便で届いたのが、シャツ、サファリシャツ、ジャケットの3型。
コモリシャツと名付けられたこちらのシャツ。
レギュラーカラーのポケット付きのなんともシンプルなシャツ。
素材はコットンでサラッとした薄手の生地。
これは湿気の多い日本の夏などにも対応するため薄手で乾きやすい生地を採用しています。
ハンガーで吊るしているとわかりにくいですが、
コモリシャツの1番の特徴はシルエットにあると私は思います。
襟下くらいからAラインのように外側に広がる独特なシルエット。
脇下はカマをかけずにゆとりのあるアーム回り。
それにより、着ている人とシャツの間に【間】が出来ます。
これこそがコモリシャツの特徴です。
日本の風土に合わせて着る人がストレスなく心地よく着れるように。
どこかユーロワークなどのシャツに見られるAラインの広がり方と似ています。
かっこいいです。
意外とありそうでないサファリシャツ。
サファリジャケットの土臭さを消し、上品なきめ細かいコットンをピックアップ。
フラップポケットの負荷のかかりやすいところにはカンヌキ。
ボタンは貝ボタン。
ボタン1つで洋服の表情がガラッと変わるのでボタン選びはとても重要。
コモリシャツ同様にサファリシャツの脇下もカマをかけずにゆったりとしています。
全体のシルエットもやはり【間】があります。
こちらは色違いのネイビー。
印象が一変しますね。
ネイビーになるとボタンは生地に近い色を使っています。
どこか品があります。
サファリジャケットだとオリーブやベージュが多いので、ネイビーだと新鮮です。
パンツは、ベージュのチノ、ホワイトデニムなんかも良さそうです。
足元はウエストンのローファーや少し大きめにコンバースのオールスターのハイカットを
ギュッと絞って履きたいです。
夏はビルケンでしょうか。
こちらはコットンのタイプライター生地のシャツジャケット。
少し毛羽立ちを出し、刷毛目のようなムラ感がある表情豊かな雰囲気です。
少し大きめなパッチポケット。
こちらも負荷がかかりやすいところはカンヌキ。
胸ポケは口が小さくなっていて底は広め。
そして少しだけ斜めに付けられています。
シングルの4つボタンが付いた仕様になっており、ラペル位置は高めです。
昔のユーロワークに見られるジャケットを現代版に
アップデートさせたような 感じでしょうか。
組下のパンツは後ほど入荷致します。
これは是非、セットアップで着ていただきたい1着です。
【COMOLI】の洋服は装飾や見た目で分かるようなアクセントは一切ありません。
見る方によってはシンプルで伝わりにくいかもしれません。
しかし、良い意味でこれほど見た目と袖を通した時のギャップがある洋服は、そう多くはありません。
通した時の高揚感、新しい発見が袖を通した人だけが分かります。
是非【COMOLI】の洋服たちを直接ご覧になり、1度袖を通しにいらしてください。
-COMOLI- コモリ
MADE IN JAPAN
・ジャケット ¥34,000+TAX
・コモリシャツ ¥22,000TAX
・サファリシャツ ¥29,000+TAX
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